要注意乳歯とは?治療が必要になる5つのケースや防ぐための対策について解説!

要注意乳歯とは?

「小学校の歯科検診で、要注意乳歯との記載があった」
「要注意乳歯は、すぐに治療すべきなの?」

このように心配されている親御さんも多いのではないでしょうか?

お子さまに「歯が痛いの?」と確認しても痛がっている様子はなく、虫歯にもなっていないため、放置してしまう方も少なくありません。

歯科検診の際に「要注意乳歯」と診断された場合には、どのような対応をとれば良いのでしょうか?

要注意乳歯には、さまざまなリスクが潜んでいるため、早めに歯科医院を受診するのがおすすめです。

そこで本記事では、要注意乳歯とはどのようなものなのか?治療が必要となるケースや、要注意乳歯を防ぐための対策について詳しく解説していきます。

そもそも「要注意乳歯」とは?

小学校の歯科検診で「要注意乳歯」と診断されることがあります。

そもそも要注意乳歯とは、どのような乳歯を指しているのでしょうか。

歯科検診では、虫歯のチェックだけではなく「歯並び」や「噛み合わせ」、「歯茎」や「歯垢」など、さまざまな診察をします。

6歳前後には、乳歯から永久歯へと生え変わることが多いですよね。

将来的に「歯並び」や「噛み合わせ」に悪い影響を及ぼす可能性がある乳歯を「要注意乳歯」といいます。

例えば、永久歯が生え始めているのに乳歯がなかなか抜けなかったり、乳歯の真下ではなくズレた位置から永久歯が生えてきたりするといったケースです。

この場合、永久歯が生え揃ったときに、歯並びや噛み合わせが悪くなる場合も。

学校の歯科検診で「要注意乳歯」との記載があったときには、早めに歯科医院に相談するのが良いでしょう。

要注意乳歯で治療が必要となるケース

学校の歯科検診で「要注意乳歯」と診断された場合は、速やかに歯科医院を受診しましょう。

中には、治療が必要ないというケースもあります。経過観察で、しばらく様子を見ましょうという結果になることも。

治療が必要となるケースには、下記のようなことが挙げられます。

  • 永久歯が生えてきそうなのに乳歯がグラグラしていない
  • 乳歯に重なって永久歯が生えてえる
  • 虫歯が進行している
  • 乳歯の根っこが欠けてしまった
  • グラグラしている乳歯が数ヶ月以上抜けない

ひとつずつチェックしていきましょう。

永久歯が生えてきそうなのに乳歯がグラグラしていない

永久歯が生えてくるときは、基本的に乳歯がグラグラして抜けそうになっている状態です。

永久歯に生え変わるために、乳歯も「抜ける準備」を始めています。

しかし中には、すでに永久歯が生えてきそうなのに、乳歯がグラグラしていないケースも。

この場合、歯科医院での抜歯が必要となる可能性もあるため、早めに受診しましょう。

乳歯から永久歯への生え変わりの時期に関しては、下記の記事で詳しくまとめています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

乳歯の生え変わりの時期で5歳は早い?歯科医院を受診すべきケースを紹介

乳歯に重なって永久歯が生えてきている

乳歯と永久歯が重なって生えてきている場合は、噛み合わせや歯並びに悪影響を及ぼす可能性が高いため、歯科医院に相談するのがおすすめです。

永久歯がまだ生えてきていなかったとしても、歯科検診での「歯茎チェック」の際に「要注意乳歯」と判断されることも。

本来生えるべき位置とはズレて生えてきてしまうと、歯並びや噛み合わせはもちろん、虫歯や歯周病のリスクも高まりますので早めに受診しましょう。

虫歯が進行している

虫歯が進行すると、歯が脆くなってしまいます。

虫歯で乳歯がボロボロになっていたり、欠けたりしている場合には、歯科医院での治療が必要です。

乳歯の根っこが欠けてしまった

乳歯が抜けた時、歯の根っこが残ってしまう可能性もあります。

乳歯がグラグラしていると気になってしまい、無理やり抜いてしまうこともあるかもしれません。

しかし無理に抜いてしまうと、根っこが歯茎の中に残ったままになってしまうケースも。

そのまま、歯茎内部で自然に吸収されることが多いですが、稀に痛みが生じたり炎症を起こしたりすることもあります。

根っこだけでなく、歯が残っている場合もありますので、歯科医院で診てもらうと良いでしょう。

グラグラしている乳歯が数ヶ月抜けていない

乳歯から永久歯に生え変わる時期は、一般的に6歳前後から始まり小学校を卒業する頃にすべて永久歯になります。

グラグラしていても、なかなか抜けない場合には、一度歯科医院に相談してみるのがおすすめです。

グラグラした期間が長いと、歯と歯肉の間に隙間が生まれ、汚れも溜まりやすくなります。

細菌が繁殖してしまう恐れもあるため、注意するようにしましょう。

要注意乳歯を防ぐための対策

歯科検診で「要注意乳歯」と診断されないためには、事前にどのような対策をしておくと良いのでしょうか。

  • 仕上げ磨きをし適切な生え変わりの時期をチェック
  • 定期的に歯科検診を受ける
  • 予防矯正を検討する

ひとつずつ解説していきます。

仕上げ磨きをし適切な生え変わり時期をチェック

お子さまは、成長と共に自分自身でできることが増えていくため、仕上げ磨きが疎かになってしまうこともあるはずです。

しかし、乳歯から永久歯への生え変わりは、将来的な歯並び・噛み合わせに大きな影響を及ぼします。

仕上げ磨きを徹底し、お子さまの歯の状態をチェックしておくことが大切です。

乳歯に虫歯がないか?乳歯が抜けていないのに永久歯が生えてきていないか?など、確認しておきましょう。

そうすれば、お子さまが無理に抜いてしまうリスクも軽減できるはずです。

定期的に歯科検診を受ける

生え変わりの時期は、口腔ケアが非常に重要になります。

生えてきたばかりの永久歯はとても弱く、虫歯になりやすいのが特徴です。

しっかりと生え揃っていないため、歯磨きがしづらく、磨き残しも増えてしまいます。

また、乳歯が虫歯になっていると、後に生えてくる永久歯にも悪影響を及ぼすのです。

定期的に歯科検診を受けることで、歯のクリーニングだけでなく、虫歯チェックや歯並び・噛み合わせなどの確認もしてもらえます。

それだけでなく、正しいブラッシングの仕方をアドバイスしてもらえるため、ご自宅での歯磨きも安心ですね。

予防矯正を検討する

将来的な歯並びが心配な場合には、予防矯正を検討するのも一つの方法です。

乳歯がスムーズに抜けなかったり、永久歯がズレて生えてきたりしたときには、予防矯正がおすすめ。

歯並びや噛み合わせが悪くなる大きな要因の中に、口周りの筋肉が弱いことやあごの発達不足などが挙げられます。口呼吸も原因のひとつ。

予防矯正を行うことで、歯並びが改善されるだけてなく、口周りのくせを治すことができます。

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当院では、お子さまが将来歯並びで苦労しないためのサポートを行っています。

小児期の矯正は、もっとも負担が少なく最適なタイミング!

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また、費用面が不安という方もいるはずです。

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まとめ|要注意乳歯を防ぐために定期的に歯科医院を受診しよう

本記事では、要注意乳歯とはどのような乳歯のことなのか?治療が必要となるケースや、要注意乳歯を防ぐための対策について詳しく解説してきました。

お子さまが学校の歯科検診で「要注意乳歯」と診断されたら、焦ってしまいますよね。

要注意乳歯は、経過観察で問題ないという場合もあります。

ただし、今回紹介したように、治療が必要となるケースも少なくありません。

将来的な歯並び・噛み合わせに悪影響を及ぼさないよう、要注意乳歯と診断されたときには、早めに歯科医院を受診するようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。