こどもを虫歯にさせない3つの対策とは!?

こどもを虫歯にさせない3つの対策とは!?

我が子を虫歯にさせたくない、お子様をもつお父さん、お母さんなら誰しもそう思うのではないのでしょうか?
虫歯の原因と歯科医師からみた、こどもを虫歯にさせない3つの対策を説明したいと思います。

虫歯の原因の4つの要素とは!?

そもそもなぜ虫歯になるのでしょうか?甘いものをたくさん食べたからでしょうか?
実はそれだけではありません。

虫歯の原因

虫歯になる原因としては

  • 虫歯菌(ミュータンス菌)が口の中に多く存在する
  • 砂糖(糖分)の摂取量が多い
  • 歯の質が虫歯に対して抵抗性があるかどうか
  • 酸にさらされている時間が長いか短いか

これら4つが大きく関わっており、全部そろった時、虫歯が発生するのです。
この4つの点をしっかり対策することができれば虫歯のリスクを減少させ、虫歯0にすることができます。

特にこどもの歯は大人の歯よりも歯の外層(エナメル質)が柔らかく、薄いため、虫歯になりやすく進行が早いと言われています。 お子様のお口の中を虫歯0にするというのは親御様ができるお子様への最高のプレゼントと考えています。

東広島市西条中央にある『のざき歯科医院』ではお子様の虫歯が0になるよう日々取り組んでいます。
それぞれの対策についてみていきましょう!

①虫歯菌(ミュータンス菌)の感染を防ごう!

実は生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯の菌はいません。それではなぜ赤ちゃんのお口の中に虫歯菌が感染するのでしょうか?

虫歯菌の感染の原因になるのは家族、特にお子様に接する時間の長いお母さんであると言われています。同じスプーンや箸を使用して食事をあげたりすることでうつることが多いと言われており、お子様の虫歯リスクを考えるとき、お母さんのお口の状態がとても重要になります。

子育て中のお母さんはお口から虫歯菌を減らさなければなりませんが、すでに虫歯がある場合、これは急にできることではありません。ですので、お子様が生まれる前から自分の歯の状態を知り、虫歯があればしっかり治療をして、定期的にクリーニングをしておくことが重要になります。

これはもちろんお母さん以外の家族にも当てはまります。お母さんが定期的にメインテナンスを受けていると受けていない場合に比べ、お子様の虫歯リスクが半分になると言われています。

虫歯になりやすいかは3歳までの過ごし方で決まる!?

虫歯菌は特に1歳半から2歳7ヶ月までの間に集中的に感染しやすく、お子様の口の中の細菌のバランスも3歳くらいまでに決まると言われていますので、3歳までに虫歯菌に感染していなければ、その後虫歯になるリスクが低くなり、一生虫歯になりにくいと言われています。

また食後の歯磨きの徹底も大切になります。仕上げ磨きは小学校3年生になるくらいまでは続けましょう!

②シュガーコントロールと正しい食生活を身につけよう!

砂糖を含む甘いものをなるべく避けるというのはもちろん大切になります。
しかし、実は糖質の量より摂取頻度が虫歯のなりやすさに大きな影響を与えると言われています。

飲食をするとお口の中は酸性になります。
酸性の時間が長いと虫歯になりやすくなりますが、唾液の緩衝能という働きにより、食後30〜40分程度酸性だったお口の中を中性に戻すことができます。

規則正しい食習慣

上記のように規則正しい食生活をしていると酸性になっている時間が少なくなり、歯が溶ける時間も少なく、虫歯になりにくい状態を作ることができます。
反対に間食が多い食生活をしていると酸性になっている時間が長くなり、歯が溶ける時間も長くなり、虫歯になりやすい状態になります。

おやつの時間は1日1回決める、だらだら食べをしないというのがポイントになります。

キシリトールガム

また緩衝能の高い質のいい唾液の量を増やすという意味ではキシリトールガムもオススメです。
キシリトールガムには悪玉虫歯菌であるミュータンス菌の活動を抑え、唾液の分泌を促す働きがあります。

③歯の質を強くしよう!

歯質強化に効果のあるフッ化物(フッ素)を上手に活用することがオススメです。
フッ化物が虫歯の予防に大きな効果を持っていることは、数々の科学的なデータから疑いがありません。

フッ化物入りの歯磨き剤

2歳未満の子供はフッ化物入りの歯磨き剤を『薄く塗るだけ』2歳以上の子供は豆粒大のフッ化物入り歯磨き粉で歯を磨くことが推奨されています。

このような利用であれば、安全でしかも乳歯の虫歯予防に有効です。
水道水や食塩にフッ化物を添加している国ではフッ化物を取り過ぎないよう細心の注意を払う必要がありますが、日本では海草やお茶などの食品以外には歯磨きくらいしかフッ化物の摂取機会はありませんので、とりすぎの心配は少ないのかなと考えています。

まとめ-こどもを虫歯にさせない3つの対策とは

①虫歯菌(ミュータンス菌)の感染を防ぎましょう!

定期的に歯科医院での健診・クリーニングを受け、ご家族皆様で健康なお口の中を目指しましょう!お子様が生まれる1年以上前、マイナス1歳からの虫歯予防をオススメ致します。
また食後の歯磨きを徹底しましょう!仕上げ磨きは小学校3年生くらいまではしてあげてください。

②シュガーコントロールと正しい食生活を身につけよう!

おやつの時間は1日1回!だらだらぐいはやめましょう!
質のいい唾液をたくさん増やすことで虫歯予防につながります。キシリトールガムの活用も有効なので、うまく活用しましょう。

③歯の質を強くしましょう!

フッ素には歯質の強化や、虫歯菌の働きを弱める効果があります。
毎日の歯磨きにフッ素を取り入れ、定期的に歯科医院で高濃度のフッ素塗布をしましょう!

今お子様の虫歯でお悩みの場合は、ぜひこの記事を参考にして頂ければ幸いです。お近くの方はぜひ当院へお気軽に相談ください。
1人でも多くのお子様が虫歯0で生涯健康に過ごすことができるようサポート致します。

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