お子さまの歯列矯正で「プレオルソ」を検討している方も多いのではないでしょうか?
プレオルソとは、子どもの歯並びや噛み合わせの改善を目的とした、マウスピース型の矯正装置です。
比較的痛みが少なく取り外しも可能で、装着時間も短いなど、さまざまなメリットがあるプレオルソ。
しかし、インターネットで検索していると「効果なし」「失敗」などのキーワードが出てくることもあり、不安に感じてしまうかもしれません。
プレオルソが効果を発揮しないケースとは、一体どのような場合なのでしょうか?
そこで本記事では、プレオルソの効果を発揮しないケースやメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
そもそも「プレオルソ」とは?

プレオルソとは、マウスピース矯正のひとつで、永久歯に生え変わる前の時期に使用されます。
主に5歳〜8歳までが対象です。(8歳〜のマウスピース矯正は「インビザラインファースト」になるケースが多い)
プレオルソの特徴は、歯並びを悪くしている「お口のくせ」を、根本から改善できること。
口周りの筋肉を鍛え、舌の位置を正しくすることが可能です。
柔らかい素材が特徴で、取り外しも簡単!
幼稚園や保育園、学校に行く時には装着する必要はありません。そのため、他の矯正装置と比べて口腔ケアがしやすく、虫歯になるリスクも少ないでしょう。
歯並びの改善はもちろん、お口周りの筋肉を整え「お口ぽかん」のくせを治すことにもつながります。
プレオルソは効果なし?失敗例を紹介
プレオルソは効果なしという声も聞こえてきます。
プレオルソは、非常に効果のあるマウスピース矯正のひとつですが、中には失敗してしまうケースもあるようです。
失敗例には、下記のようなものがあります。
- 装着時間をしっかり守っていない
- 適切な時期に治療を開始できなかった
- 虫歯になってしまった
ひとつずつ確認していきましょう。
装置時間をしっかり守っていない
プレオルソで効果なしと感じる理由の1つ目は、決められた装着時間をしっかり守れなかったことが考えられます。
プレオルソの装着時間は「就寝中」と「日中の1〜2時間」です。
就寝中と日中の1〜2時間は、毎日装着することで効果が高まります。
装置時間が短かったり、就寝中に外したりしてしまうと、思うような効果が得られなくなってしまうのです。
適切な時期に治療を開始できなかった

プレオルソの適切な年齢は「5歳〜8歳」です。
しかし、年齢だけを重視するわけではなく、顎の成長度合いや永久歯に生え変わるタイミングなども考慮しなければなりません。
プレオルソの効果を発揮する時期は限られているため、適切な時期に治療を開始できなかった場合には、効果なしという結果になってしまうのです。
虫歯になってしまった

プレオルソは装着時間が短く、取り外しが容易ですので、普段通りに歯磨きできる点も特徴のひとつ。
そのため、他の矯正装置と比較すると虫歯になりにくいのですが、しっかりブラッシングをしなければ虫歯になってしまいます。
また、就寝中はプレオルソを装着してることによって、歯全体に唾液が届きにくくなることも。
虫歯になると、虫歯の治療を優先することとなり、矯正のスケジュールがズレてしまうのです。
虫歯の治療を行なっている際に、適切な時期を逃してしまう恐れもあります。
プレオルソのメリット
プレオルソは、装置時間や適切な時期を守ることができれば、非常に効果的なマウスピース矯正です。
ここからは、プレオルソを選択するメリットについて解説していきます。
- 取り外しが容易である
- 装置の装着時間が短い
- 痛みが比較的少ない
- 指しゃぶりや舌の位置の改善
- 将来的な矯正治療をスムーズに行える
ひとつずつ見ていきましょう。
取り外しが容易である
プレオルソのメリット1つ目は、取り外しが容易にできる点です。
例えばワイヤー矯正の場合、取り外すことは難しいため、慣れるまでは歯磨きや食事がしにくいかもしれません。
しかし、プレオルソであれば、容易に取り外すことができます。食事も歯磨きも、これまで通りに行うことができるでしょう。
装置の装着時間が短い

プレオルソの装着時間は、就寝中と日中の1〜2時間となっています。
幼稚園や学校に行く時に、装着する必要がないことは、お子さまにとっても非常に大きなメリットといえるはずです。
また、保護者の方が見守れる時間帯ですので安心ですね。
痛みが比較的少ない
一般的な歯列矯正の場合、直接歯を動かすことになるため、歯が正しい位置に動く際に痛みを伴います。
しかし、プレオルソは直接歯を動かすわけではありません。
そのため、違和感を感じることはあっても、痛みを感じることは少ないでしょう。
また、柔らかいシリコン素材で作られているため、口内を傷つける心配も少ないです。
指しゃぶりや舌の位置を改善できる
プレオルソのメリット4つ目は、指しゃぶりや舌の位置などを改善できることです。
指しゃぶりや口呼吸は、歯並びに悪影響を及ぼしてしまいます。
しかし、口周りの筋肉が鍛えられることによって、指しゃぶりや口呼吸のくせを治すことができるはずです。
また、舌が正しい位置に定着するため、発音障害や受け口の予防にもなるでしょう。
将来的な矯正治療をスムーズに行える
プレオルソは永久歯が生え変わる前に、口周りの筋肉のバランスを整え、舌の位置を正しく定着させます。
そのため、歯並びが悪くなる原因を改善することが可能です。
これによって、将来本格的な矯正が必要となった場合でも「抜歯」のリスクが軽減されて、矯正期間も比較的短くなるでしょう。
また、プレオルソの効果によって、本格的な歯列矯正が必要ないと判断されることもあります。
プレオルソのデメリット
さまざまなメリットが期待できるプレオルソですが、覚えておきたいデメリットもあります。
プレオルソの主なデメリットは、下記の3つです。
- すべての症例に適しているわけではない
- 後戻りのリスク
- 効果に差が出ることもある
それぞれ解説していきます。
すべての症例に適しているわけではない
プレオルソのデメリット1つ目は、すべての症例に適しているわけではないことです。
重度の叢生(そうせい)や、あごの骨格に問題があるケースにおいては、プレオルソをおすすめできないこともあります。
後戻りのリスク
プレオルソの装着によって、歯並びが改善されても、口呼吸や舌の位置などの「筋肉のくせ」が治っていない場合は「後戻り」してしまう可能性があります。
後戻りとは、歯並びが元の位置に戻ってしまうこと。
歯並びだけでなく、正しい口腔習慣を身につけることが大切です。
効果に差が出ることもある
上記でも解説しましたが、プレオルソは装着時間や適切な時期をしっかりと守らなければ、期待した効果を発揮できません。
例えば就寝中、無意識にプレオルソを外していたり、日中1〜2時間の装着をサボってしまうと、思うような効果を得られないでしょう。
装着時間を守れない場合は、固定式の歯列矯正を検討した方が良いかもしれません。
まとめ|プレオルソは装着時間を守ることで効果を発揮する

本記事では、そもそもプレオルソとはどのような矯正治療なのか?「効果なし」といわれるケースやメリット・デメリットについて詳しく解説してきました。
プレオルソの効果が十分に発揮できないケースには「装着時間を守れなかった」「適切な時期に治療を開始できなかった」ことなどが挙げられます。
しっかりと装着時間を守り、適切な時期に治療を開始できれば、期待した効果を得られることがわかりましたね。
また、数多くのメリットがあるプレオルソですが、重度の叢生(そうせい)やあごの骨格に問題がある場合には対象外となる可能性もあります。
「子どもの将来のために、プレオルソを検討している」
「信頼できる矯正歯科を探している」
という方は、ぜひ一度「のざき歯科・東広島おとなこども矯正歯科」にご相談ください!
当院では、年間200症例以上のダイヤモンドドクターが矯正治療を担当いたしますので、小さなお子さまから大人の方まで安心して通っていただくことができます。
他院では「マウスピース矯正では治らない」と言われた場合であっても、対応可能なことがほとんどです。
つねにお口がポカンとあいていたり、口呼吸のくせが治らなかったりするお子さまにも、プレオルソは効果的!矯正治療を始めるもっともおすすめなタイミングは「小児期」です。
お子さまの負担も少なく、大人になってからの矯正と比べて費用が抑えられる点もポイント。
また「矯正治療を検討しているけれど、費用面が不安」という方もいるはずです。
当院では、通院ごとの調整料がかからない「トータルフィー制度」を採用。費用に関する悩みも軽減できるはずです。
むし歯や歯周病治療も可能ですので、矯正治療中でもワンストップで対応できます。
ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
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最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。