歯磨きしても虫歯になる理由とは?虫歯予防のポイントについて解説!

歯磨き 虫歯予防

「どうして、毎日歯磨きしているのに虫歯になるの?」

「歯磨きしていても、虫歯予防はできないって本当?」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

しっかりと歯磨きをしているにも関わらず、虫歯になってしまう人も珍しくありません。

なぜ、毎日歯磨きしているのに、虫歯になってしまうのでしょう。

また、虫歯予防につながる歯磨き方法についても気になるところです。

そこで本記事では、歯磨きしていても虫歯になってしまう理由や虫歯になりやすい人の特徴、虫歯予防に効果的な歯磨きの仕方などについて詳しく解説していきます。

歯磨きしても虫歯になる理由

毎日しっかりと歯磨きしていても、虫歯になってしまう主な理由には、下記のようなことがあります。

  • 偏った食生活
  • 磨き残しがある
  • 唾液の分泌量が少ない
  • 歯の質の問題

ひとつずつ解説していきます。

偏った食生活

食生活が偏っている人は、歯磨きをしていても、虫歯になる可能性が高くなってしまいます。

特に、ジュースや甘いお菓子などを過剰に摂取している方は要注意。

虫歯菌が増殖し、酸を発生させます。酸の発生によって、歯が溶けてしまう恐れも。

甘いものを食べた後は、すぐに歯磨きをするよう心がけましょう。

磨き残しがある

自分では「毎日丁寧に歯磨きをしている」と思っていても、実際には磨き残しがあるというケースも少なくありません。

特に、歯と歯の隙間や奥歯などは歯磨きが不十分になってしまいます。

取り切れなかった食べかすなどが蓄積し、歯垢(プラーク)や歯石となり、虫歯リスクを高めてしまうのです。

また正しいブラッシングができていない場合には、さらに磨き残しが多くなるため、注意しなければなりません。

唾液の分泌量が少ない

唾液の分泌量が少ない人は、しっかりと歯磨きをしていても虫歯になりやすくなります。

唾液には、抗菌作用や虫歯菌を防ぐ作用も。

そのため、唾液が少ない場合には口内環境が悪化して、虫歯を引き起こしてしまうのです。

歯の質の問題

歯の質

日々の歯磨きも欠かさず、磨き残しもないはずなのに虫歯になってしまう方は、歯の質に問題があるかもしれません。

歯が柔らかかったり、エナメル質が薄かったりすると、虫歯菌に攻撃されやすくなってしまうのです。

歯の質は、遺伝によって弱くなる傾向があるため、歯科医院で定期的にクリーニングしてもらうと良いでしょう。

虫歯になりやすい人の特徴

虫歯になりやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか。

主な特徴には、下記の3つがあります。

  • 糖分の摂り過ぎ
  • 歯並びが悪い
  • 生活習慣が乱れている

順番に見ていきましょう。

糖分の摂り過ぎ

糖分を摂り過ぎている人は、虫歯になりやすくなります。

口の中の細菌が、大好物の「糖分」をエサにして増殖し、歯垢(プラーク)となって酸を出すからです。

糖分を摂り過ぎると、歯の表面が酸にさらされている時間が長くなるため、虫歯になりやすくなります。

歯並びが悪い

歯並びが悪いと、虫歯リスクが高くなってしまいます。

歯がガタガタしている場合、丁寧に歯磨きをしていても磨きにくい箇所が多いため、歯と歯の間に歯垢(プラーク)が残ってしまうのです。

磨き残しによって、虫歯になってしまうケースが多くなるでしょう。

また、歯並びが悪いと、噛み合わせにも影響を及ぼす可能性が高くなります。

噛み合わせに問題がない場合には、噛んだときの衝撃によって、歯垢(プラーク)が自然に剥がれることも。

しかし正しい噛み合わせができないと、歯と歯が当たらない部分も出てくるため、歯に歯垢(プラーク)が付着したままになってしまうのです。

生活習慣が乱れている

過度な飲酒や喫煙の習慣がある人は、虫歯になりやすくなります。

また、ダイエットのし過ぎやストレスを溜め込んでいる方も、虫歯リスクが高くなるでしょう。

生活習慣の乱れが長期化すると、唾液の分泌量が少なくなり、虫歯につながりやすくなってしまうのです。

虫歯予防に効果的な歯磨きの方法

ここからは、虫歯予防に効果的な歯磨きの方法を紹介していきます。

  1. 歯ブラシを鉛筆のように持つ
  2. 歯の中心に対して「45度」の角度で歯に当てる
  3. 1〜2本ずつ小刻みに動かして磨く
  4. 歯の裏側は縦に歯ブラシを当てる
  5. 磨く順番を決める

それぞれ解説していきます。

歯ブラシを鉛筆のように持つ

まずは、鉛筆を持つように歯ブラシを持ちましょう。

鉛筆と同じように持つことによって、余計な力を加えずに磨くことができます。

力を加え過ぎてしまうと、歯ブラシの毛先が曲がってしまうため、きれいに汚れを落とせません。

また、歯ぐきを傷つけたりエナメル質を削ってしまったりする可能性もあるため、優しく磨くのがポイントです。

歯の中心に対し「45度」の角度で歯に当てる

歯ブラシを当てるときには、歯の中心に対して45度の角度で当てるようにしましょう。

45度の角度で歯ブラシを当てると、歯と歯ぐきの境目に毛先が入り込み、きれいに汚れを掻き出すことができます。

1〜2本ずつ小刻みに動かして磨く

歯ブラシの持ち方と当てるときの角度を確認し、1〜2本ずつ丁寧に磨いていきます。

歯ブラシは大きく動かさず、小刻みに動かすことが大切です。

歯の裏側は縦にブラシ当てる

歯の裏側も忘れずに磨いていきます。

縦方向に歯ブラシを当てると磨きやすくなるためおすすめです。

歯の裏側を磨くときには、歯ブラシの先の部分を使うと、スムーズに磨けるでしょう。

磨く順番を決める

あらかじめ磨く順番を決めておくと、磨き残しを防ぐことができます。

自分なりに磨きやすい順番を頭に入れ、ルーティン化しておくことがおすすめです。

虫歯を予防するために意識するポイント

単に毎日歯磨きしているだけでは、虫歯予防として万全ではないということがわかりましたね。

歯磨きで虫歯を予防するために意識すべきポイントは、下記の3つです。

  • フッ素入りの歯磨き粉を使う
  • デンタルフロスやワンタフトブラシの併用
  • 定期的な歯ブラシの交換
  • 歯科医院でクリーニングを行う

ひとつずつ確認していきましょう。

フッ素入りの歯磨き粉を使う

フッ素入りの歯磨き粉は、虫歯予防に効果的です。

フッ素は、歯の質を強くしてくれる心強いアイテム。虫歯に対する耐久性を高めてくれます。

市販の歯磨き粉の多くに、フッ素は入っていますが、実はそれぞれ「濃度」が違います。

虫歯予防に重点を置いている場合には、フッ素の濃度が高い歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。

デンタルフロスやワンタフトブラシの併用

歯についた汚れや食べかすは、歯ブラシだけでは落とし切れません。

デンタルフロスや歯間ブラシ、ワンタフトブラシを併用することで、歯ブラシでは取り除けなかった汚れも掻き出すことが可能です。

デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、虫歯予防だけでなく、口臭予防にもつながるでしょう。

定期的な歯ブラシの交換

定期的に歯ブラシを交換することも、忘れてはいけないポイントのひとつ。

毛先が広がった歯ブラシで歯磨きをしても、隅々まで汚れを落とすことはできません。

毛先が少しでも広がってきた場合には、すぐに新しい歯ブラシと交換しましょう。目安としては、1ヶ月に1度程度の交換が推奨されています。

歯科医院でクリーニングを行う

虫歯予防で意識すべきポイントの4つ目は、歯科医院でクリーニングを行うことです。

どれだけ丁寧に歯磨きしていても、取り除けなかった歯垢(プラーク)が再石灰化し、歯石に変化しているケースも少なくありません。

歯石は歯ブラシでは落とせないため、そのまま放置すると、虫歯や歯周病を引き起こしてしまいます。最終的には、歯が抜けてしまう可能性も。

定期的に歯科医院でクリーニングができれば、歯石を除去してもらえるのはもちろん、虫歯の早期発見にもつながります。

また、正しい歯磨きの方法も指導してもらえるでしょう。

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まとめ|虫歯予防のために正しい歯磨きを意識しよう!

本記事では、歯磨きしても虫歯になってしまう理由や虫歯になりやすい人の特徴、虫歯予防に効果的な歯磨きの方法などについて詳しく解説してきました。

歯磨きしても虫歯になってしまう理由には、食生活や磨き残し、歯の質の問題などが関係していることがわかりましたね。

また、虫歯になりやすい人の特徴には、歯並びが悪いことや生活習慣が乱れていることなどが挙げられます。

虫歯予防のために、正しい歯磨きを身に付け、虫歯リスクを減らすようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。