「毎日きちんと歯磨きをしているのに、歯医者で歯石がついていると言われた」「気をつけて磨いているのに、なぜ歯石ができるのだろう」と疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。
毎日歯磨きをしていても、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目、奥歯など、歯ブラシの毛先が届きにくい場所には歯垢が残ることがあります。その歯垢が唾液に含まれる成分によって石灰化すると、硬い歯石へと変化します。
そのため、歯石を防ぐには「毎日磨いているか」だけではなく、「歯垢をきちんと落とせているか」という視点が重要です。時間をかけて歯磨きをしていても、毎回同じ場所に歯垢が残っていれば、その部分に歯石がつくことがあります。
また、歯石のできやすさには、歯並びや磨き方の癖、お口の中の環境なども関係します。「自分は歯磨きが下手だから歯石がつく」と一概に考える必要はありません。
この記事では、毎日歯磨きをしていても歯石がつく理由をはじめ、歯垢と歯石の違い、歯石がつきやすい場所や人の特徴、自宅でできる予防方法について詳しく解説します。すでについてしまった歯石を歯科医院でどのようにケアするのかについても紹介しますので、歯石が気になる方はぜひ参考にしてください。
毎日歯磨きしていても歯石がつくのはなぜ?
毎日歯磨きをしていても歯石がつく主な理由は、歯ブラシが届きにくい場所に歯垢が残り、その歯垢が唾液中の成分によって石灰化するためです。
つまり、歯石ができるかどうかは「毎日歯磨きをしているか」だけではなく、「歯垢をどの程度取り除けているか」に大きく左右されます。
歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目、奥歯の周囲などは、意識していても毛先が十分に届かないことがあります。特に、歯並びが重なっている部分や、一番奥の歯の裏側などは、自分では磨けているつもりでも歯垢が残りやすい場所です。
さらに、一度歯石になると、通常の歯磨きで取り除くことは困難です。そのため、歯石を予防するには、硬くなってから取るのではなく、歯垢の段階でしっかり除去することが基本となります。
毎日の歯磨きでは、単純に時間を長くするよりも、「どの部分に歯垢が残りやすいのか」を知ったうえで、効率よく磨くことが大切です。
歯磨きをしていても磨き残しは起こる
毎日欠かさず歯磨きをしていても、すべての歯の表面を均等に清掃できているとは限りません。
特に、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目、奥歯、歯が重なっている部分などは磨き残しが起こりやすい場所です。奥歯は口の奥にあるため歯ブラシを動かしにくく、歯間部には通常の歯ブラシだけでは毛先が入りにくいこともあります。
また、歯磨きには一人ひとり癖があります。いつも同じ順番や方向で磨いていると、無意識のうちに同じ部分を毎回磨き残していることも珍しくありません。
たとえば、利き手によって左右で歯ブラシの当てやすさが異なったり、奥歯になるほど磨く時間が短くなったりすることもあります。本人は丁寧に磨いているつもりでも、特定の場所だけ歯垢が残っていることがあります。
歯磨きの回数や時間だけを増やすのではなく、「どの場所に毛先が当たっているか」「磨きにくい場所はどこか」を意識することが、磨き残しを減らすポイントです。
残った歯垢が唾液の成分によって歯石になる
歯石は、歯の表面に残った歯垢が唾液中のカルシウムやリンなどの成分によって石灰化し、硬くなったものです。
歯垢の段階ではやわらかいため、適切な歯磨きやデンタルフロスなどで取り除くことができます。しかし、歯に付着した状態が続くと次第に石灰化し、歯石へ変化します。
ここで注意したいのは、唾液そのものが悪いわけではないということです。唾液には、お口の中を潤したり、食事によって酸性に傾いた口腔内を整えたり、歯や粘膜を守ったりする大切な働きがあります。
一方で、歯垢が残っていると、唾液に含まれるミネラル成分がそこに取り込まれ、歯石が形成されやすくなります。
つまり、歯石の原因を「唾液が多いから」と考えるのではなく、歯垢が残った状態をできるだけ短くすることが重要です。歯石になる前に歯垢を取り除くことが、歯石予防の基本となります。
一度できた歯石は歯ブラシでは取れない
歯垢であれば歯磨きやデンタルフロスなどで取り除くことができますが、石灰化して硬くなった歯石は、通常の歯ブラシではほとんど落とせません。
歯石が気になるからといって、強い力で何度もこすったり、市販の器具などを使って自分で削ったりするのは避けましょう。歯ぐきや歯の表面を傷つけるおそれがあります。
また、歯石は見えている部分だけについているとは限りません。歯と歯の間や歯ぐきの中など、自分では確認しにくい場所に付着している場合もあります。
自分で無理に取ろうとすると、歯石の一部だけが残ったり、歯ぐきから出血したりすることもあります。
すでについてしまった歯石は、歯科医院で専用の器具を使って除去するのが基本です。そのうえで、どこに歯石がついていたのかを確認すると、今後のセルフケアにも生かしやすくなります。
歯垢と歯石の違いを知っておきましょう
歯石を予防するためには、まず「歯垢」と「歯石」の違いを知っておくことが重要です。
歯垢は、細菌を含むやわらかく粘着性のある付着物で、歯磨きやデンタルフロスなどによって取り除くことができます。
一方、歯石は、その歯垢が唾液中の成分によって石灰化し、硬くなったものです。いったん歯石になると、自宅での歯磨きだけでは除去することが難しくなります。
どちらも歯の表面に付着するため同じようなものと思われがちですが、セルフケアで対応できるかどうかという点で大きな違いがあります。
つまり、歯石対策で重要なのは「できた歯石を自分で取ること」ではなく、「歯石になる前に歯垢を取り除くこと」です。
歯垢は細菌を含むやわらかい汚れ
歯垢は単なる食べかすではなく、多くの細菌を含む粘着性のある付着物です。歯の表面に付着しやすく、うがいだけでは十分に落とせません。
そのため、歯垢を除去するには、歯ブラシの毛先を歯面に当てて物理的に清掃する必要があります。
また、歯垢は歯の見える表面だけではなく、歯と歯の間や歯ぐきとの境目にもたまります。こうした場所は舌で触ってもわかりにくいため、「特に汚れていない」と感じていても歯垢が残っていることがあります。
さらに、歯間部には歯ブラシが届きにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシなどを併用することも効果的です。
毎日のセルフケアでは、「歯磨きをしたか」だけではなく、「歯垢を落とせているか」という視点を持つことが大切です。
歯垢が石灰化すると硬い歯石になる
歯の表面に歯垢が残っていると、唾液に含まれるカルシウムやリンなどのミネラル成分が沈着し、徐々に硬い歯石へと変化します。
歯石になると歯の表面に強く付着するため、通常の歯磨きでは取り除くことができません。
さらに、歯石の表面には細かな凹凸があるため、その周囲に新しい歯垢が付着しやすくなります。
同じ場所に磨き残しが続くと、歯石がつき、さらに清掃しづらくなるという悪循環につながることもあります。
この状態が続くと、歯ぐきの近くに歯垢がとどまりやすくなり、歯ぐきの炎症にもつながります。
歯石ができてから対処するよりも、歯垢の段階でできるだけ除去することが予防につながります。

歯石には歯ぐきの上と下にできるものがある
歯石には、大きく分けて歯ぐきより上に付着するものと、歯ぐきの中の歯周ポケットに付着するものがあります。
歯ぐきより上の歯石は比較的見つけやすい一方、歯ぐきの中にできた歯石は自分では確認しにくいのが特徴です。
また、付着する場所によって見た目や硬さなどが異なることもあります。自分で見える歯石だけを基準に、お口の中全体の状態を判断するのは難しいといえます。
「見えるところに歯石がないから問題ない」とは限らないため、歯ぐきの状態も含めて定期的に確認することが必要です。
歯ぐきより上につく歯石
歯ぐきより上につく歯石は、比較的自分でも確認しやすいタイプです。
特に下の前歯の裏側は歯石がつきやすく、鏡で見ると白色や黄白色の硬い付着物として見えることがあります。
舌で触れたときに「ざらざらする」「硬い段差がある」と感じることもあります。また、以前はなめらかだった歯の裏側が、少しずつざらついてきたことで気づく方もいます。
ただし、着色汚れや歯の形との区別が難しい場合もあるため、見た目だけで判断するのはおすすめできません。
気になる部分があっても、自分で無理に削らず歯科医院で確認してもらいましょう。
歯ぐきの中につく歯石
歯ぐきの中にできる歯石は、歯周ポケット内に付着するため、自分では見つけにくいのが特徴です。
歯磨きをしたときの出血や歯ぐきの腫れなどがみられる場合、歯垢や歯石が関係していることもあります。ただし、症状だけで歯石の有無を判断することはできません。
また、歯ぐきの中の歯石は、歯周病が進行している場合にみられることがあります。
こうした歯石はセルフケアだけでは対応できないため、歯科医院で歯周ポケットの状態などを確認し、必要に応じて専門的な処置を受けることが重要です。
歯石がつきやすい場所はどこ?
歯石は、すべての歯に均等につくわけではありません。
歯ブラシが届きにくく歯垢が残りやすい場所や、唾液腺の出口に近い場所では、比較的歯石が形成されやすくなります。
代表的なのは、下の前歯の裏側、上の奥歯の外側、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目です。
これらの部位は毎日の歯磨きでも汚れが残りやすいため、「いつも同じところに歯石がつく」と感じる方も少なくありません。
どこに歯石がつきやすいかを知っておくだけでも、日々の歯磨きで意識すべき場所がわかりやすくなります。
下の前歯の裏側
下の前歯の裏側は、歯石がつきやすい代表的な場所です。
舌が近くにあるため歯ブラシを当てにくいことに加え、近くに唾液腺の出口があるため、歯垢が残ると歯石へ変化しやすい環境になっています。
前歯は表側を中心に磨きがちですが、裏側は歯ブラシの角度が合っていないと毛先が十分に届きません。
また、歯ブラシを横向きのまま動かすだけでは、前歯の裏側の凹凸部分に毛先を当てにくいことがあります。
磨くときは歯ブラシを縦気味に持ち、毛先を歯の裏側へ当てながら小さく動かすと清掃しやすくなります。
特に毎回この部分に歯石がつく方は、普段の磨き方を一度見直してみるとよいでしょう。
上の奥歯の外側
上の奥歯の外側も歯石がつきやすい部位です。
頬の内側には唾液腺の出口があり、その近くに位置する上の奥歯は、歯垢が残ると歯石が形成されやすくなります。
さらに、上の奥歯は自分では見えにくく、頬が邪魔になって歯ブラシを動かしづらい場所でもあります。
口を大きく開けすぎると頬が張って歯ブラシを入れにくくなるため、少し口を閉じ気味にして頬との間にスペースをつくると、奥歯の外側まで毛先を当てやすくなります。
一番奥の歯は後ろ側まで汚れが残りやすいため、外側だけでなく歯の後方にも毛先が届いているか意識してみましょう。
歯と歯の間・歯と歯ぐきの境目
歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目も、歯垢が残りやすい場所です。
歯の表面をきれいに磨けていても、歯間部まで歯ブラシだけで十分に清掃することは簡単ではありません。
また、歯と歯ぐきの境目には段差があるため、毛先が適切な位置に当たっていないと汚れが残ります。
特に、歯ぐきの境目を避けるようにして歯の中央ばかり磨いている場合、歯垢が残りやすくなることがあります。
こうした部位には、歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシを取り入れると、より効率よく歯垢を除去できます。

毎日磨いているのに歯石がつきやすい人の特徴
毎日歯磨きをしていても歯石がつきやすい場合、原因は歯磨きの回数だけではありません。
磨き方の癖や歯並び、使用している清掃器具、お口の中の状態など、複数の要因が関係します。
そのため、「歯石がつく=歯磨きをしていない」というわけではありません。同じ場所に歯垢が残っていれば歯石につながります。
また、歯石がつきやすい方ほど、「自分は磨けていない」と単純に考えるのではなく、どこに歯垢が残りやすいのかを知ることが重要です。
自分のお口の特徴に合わせて、歯ブラシの当て方や補助清掃用具を工夫することで改善できることもあります。
歯ブラシだけでケアを終えている
歯ブラシだけでは、歯と歯の間まで十分に清掃できないことがあります。
特に歯が接している部分は毛先が届きにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると、歯垢を取り除きやすくなります。
毎日しっかり歯磨きをしていても、歯間部の清掃をしていない場合、歯ブラシだけでは届かない部分に歯垢が残っている可能性があります。
ただし、歯間ブラシはサイズ選びも重要です。
合わないサイズを無理に通すと歯ぐきを傷つけることがあります。
自分に適した器具がわからない場合は、歯科医院で歯間の状態に合わせたものを選んでもらうと安心です。
毎回同じ場所を磨き残している
歯磨きには無意識の癖があります。
いつも同じ順番や方向で磨いていると、特定の場所だけ歯ブラシが十分に当たらず、毎回同じ部分に歯垢が残ることがあります。
たとえば、下の前歯の裏側や上の奥歯など、毎回同じ場所に歯石がつく場合は、その部分が自分にとって磨きにくい場所である可能性があります。
また、歯ブラシを持つ手によって、左右で磨きやすさが異なる場合もあります。
歯科医院で磨き残しを確認してもらうと、自分では気づきにくい癖を把握しやすくなります。
磨き残しが多い場所がわかれば、その部分だけ歯ブラシの角度や持ち方を変えるなど、具体的な対策につなげられます。
歯並びなどによって磨きにくい場所がある
歯が重なっている部分や、内側・外側に傾いている歯、奥まった位置にある歯などは、通常の磨き方では毛先が届きにくいことがあります。
歯並びが不規則な部分では、歯ブラシを横に動かすだけでは清掃しにくく、一歯ずつ角度を変えて磨く必要がある場合もあります。
また、歯と歯が重なっている部分では、歯ブラシだけでなくデンタルフロスなどを組み合わせることも大切です。
すべての歯を同じ方法で磨くのではなく、それぞれの歯の向きや形に合わせて歯ブラシの当て方を変えることで、磨き残しを減らしやすくなります。
歯石を放置するとどうなる?
歯石そのものが付着しただけですぐに大きな問題が起こるわけではありません。
しかし、歯石の表面はざらついているため、新たな歯垢が付着しやすくなります。その結果、歯ぐきの周囲に細菌がたまりやすくなり、炎症につながることがあります。
さらに、歯石がある部分は歯ブラシの毛先が当たりにくくなり、毎日のセルフケアもしにくくなる場合があります。
特に歯ぐきの中に歯石が付着している場合は、自宅でのケアだけでは十分に対応できません。
歯石を長期間そのままにするのではなく、定期的に歯科医院で状態を確認することが重要です。
歯石の周囲に歯垢がたまりやすくなる
歯石の表面には細かな凹凸があるため、その上に新しい歯垢が付着しやすくなります。
健康な歯の表面と比べると、歯石がある部分では汚れがとどまりやすくなるため、毎日の清掃が難しくなることがあります。
さらに、歯石があることで歯ブラシの毛先を当てにくくなり、周囲の歯垢を十分に取り除けない状態になる場合もあります。
歯石がつくことで歯垢がたまり、その歯垢をさらに落としにくくなるという悪循環を防ぐためにも、付着した歯石は適切に除去する必要があります。
歯ぐきの腫れや出血につながることがある
歯石の周囲に歯垢がたまった状態が続くと、歯ぐきに炎症が起こり、赤みや腫れ、出血などがみられることがあります。
「以前より歯磨きのときに血が出る」「同じ部分の歯ぐきが腫れやすい」と感じる場合は、歯垢や歯石が影響している可能性もあります。
特に出血があると、「触らないほうがよい」と考えてその部分を避けて磨いてしまう方もいます。しかし、汚れが残ったままになると、さらに炎症が続くことがあります。
ただし、出血や腫れにはさまざまな原因があるため、自己判断せず、症状が続く場合は歯科医院で確認してもらいましょう。
歯周病が進んでいる場合は専門的な処置が必要になる
歯周病が進行し、歯周ポケットの中に歯石が付着している場合は、通常の歯磨きだけでは改善できません。
歯ぐきや歯周ポケットの状態を確認したうえで、歯石や汚れを取り除く処置が必要になります。
歯周病が進むと、歯ぐきの腫れや出血だけでなく、歯を支える組織にも影響することがあります。
一方で、歯周病は自覚症状が少ないまま進行する場合もあります。
出血や腫れがある方はもちろん、「特に症状はないから大丈夫」と思っている方でも、長期間歯科医院を受診していない場合は一度状態を確認しておくと安心です。
歯石をつきにくくするために自宅でできること
歯石を予防するうえで重要なのは、できてしまった歯石を自分で取ることではなく、歯石になる前の歯垢をできるだけ取り除くことです。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなども取り入れながら、歯垢が残りやすい場所を重点的にケアしましょう。
また、「長時間磨けばよい」というわけではありません。どこに歯垢が残りやすいかを理解し、そこにしっかり毛先や清掃器具を届かせることが大切です。
自分に合ったセルフケアを続けることで、歯石がつきにくい口腔環境を目指せます。
歯と歯ぐきの境目まで丁寧に磨く
歯の中央だけでなく、歯垢がたまりやすい歯と歯ぐきの境目まで毛先を当てるよう意識しましょう。
歯ブラシを大きく動かすだけでは、境目に毛先が十分に届かないことがあります。磨きたい位置へ毛先を当て、小さく細かく動かすのがポイントです。
鏡を見ながら磨くと、歯ブラシの毛先がどこに当たっているか確認しやすくなる場合もあります。
また、強く磨けば汚れがよく落ちるわけではありません。力を入れすぎると、歯ぐきや歯に負担がかかることがあります。
毎日の歯磨きでは、「強く磨く」よりも「必要な場所に正しく毛先を当てる」ことを意識しましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを取り入れる
歯と歯の間は歯ブラシだけでは清掃しにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用しましょう。
歯と歯が接している場所ではデンタルフロス、歯間にある程度すき間がある部分では歯間ブラシが使いやすい場合があります。
毎日使用するのが難しい場合でも、まずは夜の歯磨きの際に取り入れ、慣れたら毎日の習慣にしましょう。
ただし、適した道具やサイズは歯並びや歯ぐきの状態によって異なります。
特に歯間ブラシは、大きすぎるものを無理に通すと歯ぐきを傷つけることがあるため、適切なサイズ選びが必要です。
自分が磨き残しやすい場所を把握する
歯石予防では、「どこを磨けばよいか」を知ることも重要です。
毎回同じ歯の裏側や奥歯に歯石がつくのであれば、その部分が自分の磨きにくい場所である可能性があります。
自分では全体を同じように磨いているつもりでも、実際には特定の場所だけ歯垢が残っていることがあります。
歯科医院では、歯垢が残っている部位を確認しながら、一人ひとりの歯並びやお口の状態に合わせたブラッシング方法を提案できます。
自分の苦手な場所を知ることで、やみくもに長時間磨くよりも効率よくセルフケアを行いやすくなります。

歯石がついてしまったら歯科医院で除去しましょう
一度硬くなった歯石は、通常の歯磨きでは取り除けません。自宅で無理に削ると歯や歯ぐきを傷つける可能性があるため、歯科医院で除去してもらいましょう。
歯科医院では、専用の器具を使用して歯石を取り除くとともに、歯垢やバイオフィルムが残りやすい場所も確認します。
また、歯石を除去したあとに、歯磨きの方法やデンタルフロス・歯間ブラシの使い方を見直すことも重要です。
重要なのは、歯石を取って終わりにするのではなく、「なぜその場所に歯石がついたのか」を把握し、今後のセルフケアにつなげることです。
のざき歯科・東広島おとなこども矯正歯科では、予防歯科を診療の柱の一つとして、お口の状態に合わせた定期的なメンテナンスを行っています。
歯石が付着している場合には必要に応じて専用の器具で除去し、そのうえでバイオフィルムや日常のケアでは落としにくい汚れはエアフローなどで整えながら、清潔な口腔環境を維持できるようサポートします。

さらに、メンテナンス時に「どこに汚れが残りやすいのか」を知ることで、ご自宅での歯磨きにも生かしやすくなります。
「歯石がつきやすい」「同じ場所を何度も指摘される」「自分の磨き方が合っているかわからない」という方は、一度現在のお口の状態を確認してみるとよいでしょう。
歯石についてよくある質問
毎日歯磨きをしているのに歯石がつく方の中には、「歯垢はどのくらいで歯石になるのか」「歯石のつきやすさは体質によるのか」と疑問に感じる方も多いでしょう。
また、「何か月ごとに歯石を取ればよいのか」と、歯科医院を受診する頻度について迷う方も少なくありません。
歯石のできやすさや適切なメンテナンス間隔は、一人ひとりのお口の状態によって異なります。
ここでは、歯石についてよくある質問を3つ紹介します。
歯垢はどのくらいで歯石になりますか?
歯垢が歯石になるまでの速さには個人差があります。
唾液の性質やお口の中の環境、歯垢の残り方などによって異なるため、「必ず何日で歯石になる」と一律に考えることはできません。
また、お口の中すべての場所で同じように歯石ができるとは限りません。唾液腺の出口に近い場所や歯垢が残りやすい部分では、歯石が形成されやすくなることがあります。
そのため、何日で歯石になるのかを気にするよりも、毎日のセルフケアで歯垢をできるだけ残さないことが重要です。
特に歯と歯の間や下の前歯の裏側など、自分が磨き残しやすい場所は意識して清掃しましょう。
歯石がつきやすいのは体質ですか?
歯石のつきやすさには個人差があり、唾液の性質やお口の中の環境なども関係します。
ただし、「体質だから仕方がない」と考えるのではなく、磨き方や歯並び、歯垢が残りやすい部位なども含めて考えることが必要です。
たとえば、いつも同じ場所に歯石がつく場合は、その場所に歯垢が残りやすい可能性があります。
自分に合った歯ブラシの当て方や補助清掃用具を取り入れることで、歯垢が残りにくい環境をつくることはできます。
歯石がつきやすい方ほど、「体質だから」とあきらめず、自分のお口の特徴を把握することが予防につながります。
歯石取りはどのくらいの頻度で受ければよいですか?
歯石取りや定期メンテナンスの適切な間隔は、一人ひとり異なります。
歯石のつきやすさ、歯周病の状態、歯磨きの状況、歯並びなどによって必要な頻度が変わるため、「すべての人が必ず3か月ごと」といった決まりはありません。
歯石がつきやすい方や歯ぐきに炎症が起こりやすい方、歯周病の管理が必要な方では、短い間隔での確認が必要になることがあります。
一方で、お口の状態が安定している方では、別の間隔が適している場合もあります。
歯科医院で現在のお口の状態を確認してもらい、自分に合ったメンテナンスの頻度を相談しましょう。
まとめ|毎日歯磨きをしていても歯石がつく場合はケア方法を見直しましょう
毎日歯磨きをしていても歯石がつくのは、歯ブラシの届きにくい場所に歯垢が残り、その歯垢が唾液中の成分によって石灰化するためです。
歯石を予防するうえで重要なのは、歯磨きの回数だけではありません。歯石になる前の歯垢を、毎日のセルフケアでできるだけ残さないことがポイントです。
特に、下の前歯の裏側、上の奥歯の外側、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目は磨き残しが起こりやすい場所です。歯ブラシだけではなく、デンタルフロスや歯間ブラシも取り入れながら、自分が苦手な部分を意識して清掃しましょう。
また、歯石がいつも同じ場所につく場合は、その部位に歯ブラシが十分に当たっていなかったり、歯並びなどによって清掃しにくかったりする可能性があります。
「毎日磨いているのに歯石がつく」という方は、歯磨きの時間を増やすだけではなく、磨き方や清掃器具の使い方を見直すことも大切です。
一方、すでに硬くなった歯石は通常の歯磨きでは取り除けません。無理に自分で削らず、歯科医院で適切に除去する必要があります。
- 毎回同じ場所に歯石がつく
- 歯磨きをすると歯ぐきから血が出る
- フロスや歯間ブラシの選び方がわからない
- 自分に合ったメンテナンスの頻度を知りたい
このようなお悩みがある場合は、一度歯科医院でお口の状態を確認してみてください。
のざき歯科・東広島おとなこども矯正歯科では、予防歯科を診療の柱の一つとして、お一人おひとりに合ったセルフケアにつなげるサポートを行っています。

歯石を取ることだけを目的にするのではなく、「なぜ同じ場所に歯石がつくのか」「今の磨き方で十分なのか」まで確認することが、将来にわたって歯を守ることにつながります。
歯石のつき方やセルフケアに不安がある方は、定期検診や予防歯科についてお気軽にご相談ください。
下記のリンクからWEB予約も可能です。
WEBからの予約はこちらから
最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。


