しゃくれの原因とは?受け口との違いや治療法について解説!

しゃくれの原因

「しゃくれの原因って?」
「受け口としゃくれの違いが知りたい!」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

そもそも「しゃくれ」とは、顎の骨に問題があり、下の顎が前に出ている状態のことです。

しゃくれは骨格が原因となっているケースが多いため、コンプレックスに感じていても、諦めてしまっている人も多いはず。

しかし、諦める必要はありません。しゃくれた顎を治す方法もあります。

そこで本記事では、しゃくれの原因や放置するリスク、しゃくれと受け口の違いや効果的な治療法について詳しく解説していきます。

しゃくれの原因とは?

顎がしゃくれてしまう原因には、どのようなものがあるのでしょうか?

しゃくれの主な原因は、下記の3つです。

  • 下顎の位置や大きさに問題がある
  • 歯並びが悪い
  • 口呼吸

ひとつずつ解説していきます。

下顎の位置や大きさに問題がある

下顎の位置が前に突き出ていたり、骨が大きかったりすると、しゃくれの原因となります。

これは「下顎前突症(かがくぜんとつしょう)」と呼ばれており、不正咬合のひとつです。

親からの遺伝によって、しゃくれてしまうケースが多くなります。

歯並びが悪い

もともと下顎の骨格に問題がない場合でも、歯並びが悪いことを放置した場合、骨格的な不正に移行し、しゃくれてしまうこともあります。

噛み合わせは、上の前歯が下の歯を覆う位置になるのが一般的。

しかし、しゃくれの原因となる歯並びでは、前歯が内向きであったり下の歯が外側に生えてしまったりします。

この歯並びは「反対咬合」と呼ばれ、小児期にこのような歯並びを放置すると、しゃくれてしまう原因となることも。

反対咬合についての詳細は、下記の記事でまとめています。ぜひ合わせてチェックしてみてください。

子供が反対咬合(受け口)になる原因は?放置するリスクや治療法を解説!

口呼吸

口呼吸が、しゃくれの原因となってしまう場合もあるため気をつけなければなりません。

口呼吸にはさまざまなリスクがありますが、しゃくれの要因にもなっています。

口呼吸が習慣になってしまうと、下の位置が下顎に付いた状態になってしまうため、気道が狭くなりがちです。

気道が狭くなると呼吸がしづらいはずですが、それが日常的になると、息苦しさを感じません。

そのため、下顎を突き出した状態で呼吸し続けてしまうのです。

特に、幼少期に口呼吸が習慣化してしまうと、顎の骨格にも大きな悪影響を及ぼしてしまいます。

口呼吸のリスクは、下記の記事で詳しくまとめていますので参考にしてください。

大人の口呼吸の治し方は?主な原因やデメリット7選

しゃくれを放置するとどうなる?

下顎がしゃくれた状態を放置し続けると、どうなってしまうのでしょうか?

  • 歯の健康が妨げられる
  • 関節にも悪影響を及ぼす
  • 発音しづらくなる
  • 見た目のコンプレックス

ひとつずつ見て行きましょう。

歯の健康が妨げられる

しゃくれによって歯並びや噛み合わせが悪化してしまうと、歯磨きがしづらいため、むし歯や歯周病のリスクが高まります。

また、特定の歯に負担がかかるケースも多いので、歯の破損にもつながりやすくなってしまうのです。

そのまま放置すると、最悪の場合、歯を失うこともあるでしょう。

関節にも悪影響を及ぼす

しゃくれは、正しい噛み合わせができないため、顎に大きな負担がかかってしまいます。

特に「顎関節」に負担がかかるため「顎関節症」になってしまうリスクが高くなるのです。

顎関節症になると、顎が動かしにくいので、食べ物が噛みにくくなります。

それだけでなく、顎を動かすと痛みを感じたり口を大きく開けられなくなってしまうでしょう。

発音しづらくなる

しゃくれを放置してしまうと、発音しづらくなってしまいます。

声がこもったり、滑舌が悪くなったりするため、相手に伝わらないことが多くなるかもしれません。

また、空気が漏れてしまうため「サ行」や「タ行」の発音がしにくいのも特徴です。

見た目のコンプレックス

しゃくれは、下顎が大きく突き出した状態であるため、見た目のコンプレックスにつながりやすくなります。

幼少期はそれほど気にならなくても、下顎の成長と共に、悪化する可能性が高くなるのです。

成長期を過ぎてしまうと、治療が困難になるのも特徴のひとつ。

早い段階で、歯科医院を受診してみると良いでしょう。

しゃくれと受け口の違い

しゃくれと受け口には、どのような違いがあるのでしょうか。

一見、同じように見える両者ですが、実際にはさまざまな違いがあります。

しゃくれ受け口
原因・下顎の位置や大きさが問題のケースが多い(遺伝的要因)
・遺伝的な要因によるもの
・指しゃぶりや爪噛み
・後天的な要因によるもの
特徴横から見ると、下顎が前に突き出ている口を閉じたとき、下の前歯の方が上の前歯よりも前に出ている
治療方法歯列矯正+外科手術が必要になる場合も多い歯列矯正で治せる可能性が高い

見た目では判断できない場合もありますが、上記のようにさまざまな違いがあります。

特に治療法では、しゃくれは「外科的手術」が必要となるケースが多く、受け口は「歯列矯正」で治ることが多いのが特徴。

ただし、症状や状態によって治療法は異なるため注意しなければなりません。

まずは歯科医院を受診し、相談してみると良いでしょう。

しゃくれた顎を治す方法は?

受け口を治すためには、歯列矯正(インビザライン)がおすすめです。

歯並びに問題がある場合は、歯列矯正によって改善できるケースも多くなります。

「外科的手術が必要か判断してもらいたい」
「他の歯科医院で断られてしまった」

という方は、ぜひ一度「のざき歯科・東広島おとなこども矯正歯科」にご相談ください!

当院では、年間200症例以上のダイヤモンドドクターが矯正治療を担当いたしますので、ご安心ください。外科処置が必要な場合も、しっかり診断いたします。

通院頻度も「2〜3ヶ月に1度」で済みますので、小さなお子さまでも無理なく通院することができます。

また「費用面が不安…」という方も多いですよね。歯列矯正は高額なイメージがあるので、踏み切れないこともあるでしょう。

当院では、通院ごとの調整料がかからない「トータルフィー制度」を採用しているため、費用に関する悩みも軽減できるはずです。

矯正前の無料相談はもちろん、矯正中の疑問や不安にも、無料でLINE相談が可能!

むし歯や歯周病治療も可能ですので、矯正治療中でもワンストップで対応できます。

ぜひ、下記のリンクから、お気軽にお問い合わせくださいね。

WEBからの予約はこちらから
LINEでの無料相談はこちらから

また「舌を正しい位置に置く」ことも効果的です。

しゃくれている方の多くは、舌が間違った位置に置かれており、これを「低舌位」と呼びます。

正しい舌の位置を意識することで、しゃくれが改善するケースもあるはずです。

舌の正しい位置は、下記の記事で解説しています。

舌の正しい位置を知ろう|改善トレーニング方法を解説!

口呼吸が習慣化している場合には、鼻呼吸を意識することから始めてみると良いでしょう。

まとめ|しゃくれは早めの治療が肝心!歯科医院に相談しよう

本記事では、しゃくれの原因や放置したときのリスク、受け口との違いや治療法について詳しく解説してきました。

顎がしゃくれてしまう原因には、顎の骨格による問題や歯並びの悪さ、口呼吸などがありましたね。

骨格に問題がある場合は、親からの遺伝によることが多いこともわかりました。

しゃくれた顎をそのまま放置してしまうと、歯の健康が妨げられてしまうのはもちろん、関節や発音にも悪影響を及ぼします。

また、見た目のコンプレックスにもつながってしまうため、早めに歯科医院を受診しましょう。

成長期を過ぎてしまうと、治療が難しくなるケースも多いので、できるだけ早く相談するのがおすすめです。

他院で断られた方は、ぜひ「のざき歯科・おとなこども矯正歯科」にご相談くださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。